小野との出会い

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小野との出会い

 晴れての高校入学。  憧れの名門校…ではなく、ただの公立だが、まぁまぁ良いところには入れた。  玄関を通りぬけ、先生にクラス替えの紙を渡されて階段を登る。  4階分だが運動全般できるためへばったりはしない。なんならスキップ…は無理だが体力はある。 「えーっと、1-6。6組だから…あそこか。」  目的地を見つけ、歩き出す。  階段から1番遠い教室だったため、少し気分がゲンナリしつつも、歩み進める。  すると肩に重さが掛かる。 「お前6組だろ?俺小野 友樹(おの ゆうき)。同じクラスだな!これからよろしくな!」  初対面で馴れ馴れしいな…と思いながらも 「俺は堀 悠斗(ほり ゆうと)。よろしく。」    これが、小野との出会いだった。
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