大学

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受験後、合格発表。 張り出された合格番号を堅次と一緒に見に行った。自分の受験番号を発見して堅次とバザンイで確認した。三流大学に2人で合格。 「合格したよ」電話で家に報告した加津夫。 加津夫は堅次ならもっと偏差値の高い大学が合格できただろうにと思っていた、何故程度の低い大学を受験したのだろうと不思議だった 「何で、堅次は偏差値の高い大学狙わなかったんだ?」何故、堅次がレベルを落としたか知りたかった加津夫は聞いた。 「せっかく入った大学でガジガジ頑張ると疲れるだろ~俺は無理なく ゆっくり勉強して 教師になるよ····加津夫は卒業したら何の仕事に着くんだ?」 「俺は…やりたいのは通訳かな」 「英語圏?アメリカ、イギリス、オーストラリアとか」加津夫は頭の中でごちゃごちゃ考えて纏まらなかった。(ヤバい····深く考えていなかった。あー俺は、ばか丸出しだ~) 「加津夫、今に日本は世界進出するぞ。英語は力だ。海外に日本文化をぶちこんで来いよ大学はそのツールだ」まるで戦後の日本を言っている様な感じがしたが事実、日本文化は海外に浸透してはいない····と加津夫は思わずにいられなかった。堅次に励まされ大学で英語の勉強にますます力を注いだ。
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