加津夫就職

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加津夫就職

卒業してから就職した先は日本の民芸品を海外に向けての営業だった。 「石本は英語が得意」が就職できた理由だった。アメリカ イギリスに民芸品を売り込んできなさいが初仕事。加津夫はどうしよう~と不安満載だった。 海外の初営業するまで国内で営業のノウハウの勉強を兼ねての研修があった。(コンビニでバイトしておいて正解だったなと加津夫は思った) 社長から何軒かの営業先の住所を渡された。 「石本君、イギリスに行ってくれ」 「1人でですか」 「いや、先輩社員が同行する、その他の社員にはアメリカの各州にそれぞれ、行って貰う。石本くんは、狭いところを地固めしてくれ」 名刺、パンフレット、民芸品(こけし、あかべこ、万華鏡、雪駄等々)歴史、取扱説明書、持ち運ぶ物が山ほどあるが説明して契約できれば会社から発送して現地で売ってもらい日本にマージンが入る。
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