マリー

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マリー

中学校が終わるとシックスフォーム(大学に行くための準備課程)に通うようになり美しく成長したマリーはグレイスに写真をたくさんとられた。虫がつかないようメイドたちに良く観ておくようにとグレイスは指示をする。 グレイスはサロンに行く度にマリーのフォトをさりげなく配りまくる。反応があればグレイスはニタリと笑いなかながら「娘です」と公言する。貴族のマダム達は「可愛らしい お嬢様だこと 」口を揃えて呟いた。 「マダム····ご子息に楽しいスポーツなど教えていただけないかしら。いつまでも家の中にいては健康的ではありませんからね····母として心配しておりますの」 「グレイス、マリーの楽しみを皆で見つけましょう~」 マダム達の応援でマリーは小さい世界から広い世界が広がりそうだった。グレイスの隠謀と共に····。
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