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マリー爆発。
「私の事なんて解りもしないで~いきなり!」
ケイトはマリーを抱き締めようと手を伸ばす
「止めて!触らないで!嫌よ~いきなりなんなの!」叫び声をあげながらケイトを拒絶する。
「お嬢様····落ち着いてください····」落ち着かせようとなだめるが泣き叫ぶマリーはそこら辺にある物をケイトに投げつける。SPは辺りに落ちている物を拾い集めマリーの手に届かない所に片付ける。
「ばあや!帰る!もう嫌!私は帰る!」
「説明をお聞きになりませんか?お嬢様····」
説明をされても結果は変わらない。私を置去りにして····捨てていったことには変わらない....ケイトの思いなんて知りたくもない····頭が混乱してしまい泣きながらばあやの手を引っ張り「早く帰りましょう····ここには居たくないの····帰りましょう」
全くわがままなお嬢様だな
SP達の陰口がマリーには聞こえたようだった。
頭のなかでは ケイトの写真にナイフを突き立てられ 燃やされた光景がうびあがり鞭で殴りつけられ 不適に高笑いをしているグレイスが過った。
その場に倒れるマリーを車に運ぶばあやの介助をSPに頼むケイトの様子を気にしながらばあやはSPの車に乗り込んだ。
マリーもケイトも生気のない顔になってしまった。
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