幸せの道🍀

児童虐待

オリバーが仕事から帰ってきておらず食事はグレイスとマリーだけで食べている。
幼児の食事は遊んでいるか汚く食べるかのどちらかでどうしても食卓は汚れてしまう。
なんて事なの！グレイスは発狂しそうだった。
「綺麗なテーブルクロスが汚くなって····マリー何でちゃんと食べられないの」
「スプーンが大きくてお口に入りきらないの」
口答えがグレイスを余計に苛立たせビンタをお見舞いされる。
「いた～い」泣き叫ぶマリーの食事をメイド達に片付けさせる。
「お前は部家にいきなさい！」グレイスは顔も見たくない勢いでマリーに告げた。

「マナーを教えていかなければ」グレイスは食卓に鞭を用意しておいて、とメイド達に伝え食卓の掃除をさせた。

子供部屋でマリーはお腹が減ったこととグレイスに叩かれたショックで涙が収まらない。
ドアをノックしてばあやが入ってくる。
「お嬢様、お顔をお拭きになられたらおやつを食べて寝ましょう」ばあやがフインガーサンドとミルクをサイドテーブルにおき蒸しタオルで顔を優しく拭いてくれた。
「ばあや····ママはママじゃない。私の事きらいでしょ？」確信をつかれてばあやは悲しかったが、なにも答えられなかった。
「お嬢様、明日はきっと良い日になりますよ。ミルク飲んだら歯磨きして眠りましょう」

優しいのはばあやだけ。ママもメイドも冷たい····嫌いよ。