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シャワーを浴び、高橋に「おやすみなさい」の社交辞令の会話もせずに加津夫はベッドに入り眠ろうと目を閉じる。
明日から営業開始····しっかり睡眠取って円滑に円滑に円滑に····呪文のように心の中で何度も繰り返し唱え眠りに落ちた。
寝息を立てて寝ている加津夫を高橋は真上からじっと見つめる。
「こいつはゼッテェ~似合うよな」高橋はほくそ笑んで自分の持ってきた荷物を漁り「あったあった」と言いながら1人でクスリと笑った。
流石に重たい十二単衣は持ってこれなかったが浴衣を持ってきていた。
「女性ものだがヒョロヒョロの石本なら着れるだろう」高橋は毛抜きと眉切狭を取り出し加津夫の眉毛を綺麗に整えはじめた。(人権無視)
疲れていた加津夫は気がつかずに眠ったまま眉毛を整えられた。
「しかし、こいつは毛浅いな」高橋は笑いがとまらなかった。
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