カツオとマリー

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マリーを残し出社するのは気が気じゃないとオリバーに伝える加津夫の横にはマリーがいる。 「マリーすまなかった。お前の心の傷は癒えていなんだね。グレイスと此処に居ることは良くはないんだね、良い結果は生まれないね」 「お父様、グレイスとはもう一緒に居たくないの」グレイスといるとすべて囚われてしまう。 「オリバーこちらの社員寮にマリーを私の妻として連れていって宜しいですか? 」オリバーはダメとは言えない、マリーが幸せになればそれは喜ばしい、グレイスと話しができる時間を作ろう。 「カツオ、マリーをよろしく頼む、◎◎会社に私から連絡しておくよ」 「大丈夫です。私から連絡を入れさせて頂きます。ご了承して頂きありがとうございます、マリーは絶対幸せにします」加津夫は深々とお辞儀した。 オリバーは幸せを目の当たりにできたようで目頭が熱くなった。
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