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え? 私もその言葉に驚いてしまう。リンスターンというのは母の生家であり、亡くなってからは祖父にも祖母にももちろん会ってはいない。
いつの間にそんな手続きをしてくれたのだろうと、驚いてしまう。
こうしてずっと囚われていたサバティーニの家から解放さしてくれただけで、私は一緒彼のために生きていける。
もし、彼に正妃様を迎えることになっても。そんなことを思っていると、不意に私の肩が抱かれる。
「先ほどの言葉を撤回しろ! フェリーネは私から見つけ、私が彼女を愛しているのだ」
「え?」
つい私は言葉が漏れていた。『私を愛している?』そう言った?
ポカンとしていると、アレックス様が私を見つめる。
「愛しているよ」
蕩けそうな表情の彼の言葉に、私の顔は真っ赤になっているだろう。
まさかこんなたくさんの人たちの前でその言葉を言ってもらえるとは思っていなかった。
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