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そして、今現在。
小学五年生の支援級に通っている長男A。小学四年生の支援級に通っている次男B。小学一年生の通常級。週一回の通級指導が入っている三男C。幼稚園年長で週一回の療育に通っている四男D。このメンバーでそれぞれ毎日を過ごしている。
A、Bは最初の子ということもあって、悩みすぎるほど悩んで一緒に歩んだ結果、今ではほぼ休むことなく学校へ通えている。
Cは支援級も検討したが、就学相談した結果、この子は通常級の方が良いだろうと夫婦で話し合い入学した。
どうでもいいことだが、私は就学相談を三回受け、今年で四回目を迎える母親である。(この少子化の時代、こんなに就学相談する母親はあまりいないと思う)
そんなこんなで何とか続けていた毎日だったが、いつからか少しずつ育児が億劫になっていった。
一般的に発達障害児の育児は玄人向け。
定型発達児が2~3回覚えることを、彼らは10回以上は同じことを教える必要がある。そして、その教え方が合っていない場合、いつまでたっても分からないままということもある。
あれこれ小学校の選択、療育、自立するまでの将来を色々考えながら、彼らにとって最適なところはどこかと試行錯誤しながら生活する。
すると自然に母親としてのキャパオーバーが起こる。
リフレッシュできたとしても回復が追いつかず、毎日がイライラしていた。
自分に余裕がないので沸点が低く、烈火の如く怒る。
最悪、暴言が出たり、叩くといった負のスパイラル。
そして、これに加えてCが学校への登校しぶりをするようになっていった。
私の心はさらに荒んでいった。
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