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「 ...(ぶつぶつ)」
「あ?まだ何か言ってる。なんだって?」
「……呪いの書が…パンドラの箱から…」
再度聴き取りをすると航大がキョロキョロして、テーブル上の紙を広げる。
「あー、どれどれ?…これか!
・・・なぁこれ、
結婚する時に書くやつじゃねーの?」
「どれ!? うおっ!
あ〜、はいはい、察した…」
貴子が婚姻届を見て悟ってくれたようだ。
そして…
ガサゴソ、キュッキュッガチッと。
「裕子、飲んで!」
「(ゴクゴク…)」
「いい?飲んだわね。
いくわよ。裕子、ファイト〜?」
「………いっぱあぁーつ!! ヽ(`Д´)ノ 」
「復活したわ」
「スッゲ!まほうのせいすいじゃん」
「似たようなもんね。
昭和生まれは擦り込みで気合い入るのよ」
(←貴子さんの勝手な解釈)
あ"〜ファイト注入されたわ。
首をコキコキ、肩をグルグルして目を覚ます。
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