205人が本棚に入れています
本棚に追加
/127ページ
真面目な話をしに来ました。
急に真剣モード。
「は?もう!?」
…やっぱりな。
私は驚く永井君に疑いの目。
「…永井君。あの日、
私にカマかけに来たんでしょう?
私が臆病だから。
婚姻届で保証と安心させて、
私がじっくり折り合いつけれるように?」
「(ギクッ)…っ」
「また我慢したでしょう?
私が踏ん切りつくまで、何年でも待って…
私を受け入れるつもりだった?
(グイグイ)」
「(ギクギクッ)…なっ、顔圧が強い」
「もうバレてるもんね〜。年増ナメんなし」
「超ムカつく…」
「私のこと、超〜好きでしょ?
本当は甘えたがりのくせにっ。
大人ぶって格好つけてさっ」
「くっそ…
何でこんな女、惚れてんだろなっ」
はぁっ。
イラッとため息を吐き捨てた。
ムスッとした顔も健在で安心したわ。
最初のコメントを投稿しよう!