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「まぁ、私にも責任があり、止める権利はない。弟妹達がみんな悩んで、決めたいと思っているのなら、みんなで決めなさい。」
父は優しい声で、そう回答した。
「良いんですか?」
「うむ。もちろん、全員が“納得”する事が、絶対条件な。」
「・・・”対決”で、決めるとしても?」
「それで納得できるのなら、自由にしなさい。」
父は一切、反対などせず、あっさりと了解してくれた。これで、弟妹達の長年の悩みを解決させられると思うと、オレは少し嬉しくなった。
「ありがとうございます。あと最後に、お聞きしたい事が・・・」
「何だ?」
部屋を出る前に、オレは父に1つ質問をした。
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