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その日の夕食。
オレは、父の回答を弟妹達に伝えた。
バクヂ「いいのか?」
「あぁ、反対する事なく、許可してくれたから、みんなで決めていいよ。」
テツロー「よし、食べ終わったら、すぐに会議しようぜ。」
「あっ、兄貴も是非、参加してくれよ。」
「オレも? すでに”長子・長男”と決まっているが・・・」
エンジの発言に、オレは思わず、声を上げてしまった。会議にいたとしても、変わりないと思うが、何か誘ってくれているようで、嬉しさを感じた。
シオリ「何か、もめ事があったら、兄さんが仲裁してくれるのが最善よ。私からもお願いするわ。」
「あっ! ついでに“司会”か“議長”を務めて下さいわ。」
「どっちも、同じだろ・・・」
今度はココロの提案に、オレは苦笑いしてしまった。
そこまで頼むんだったら、断れないか・・・引き受けるとしよう。
間違いなく、波乱になりそうだからな。
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