第11話 兄弟会議

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その日の夕食。 オレは、父の回答を弟妹達に伝えた。 バクヂ「いいのか?」 「あぁ、反対する事なく、許可してくれたから、みんなで決めていいよ。」 テツロー「よし、食べ終わったら、すぐに会議しようぜ。」 「あっ、兄貴も是非、参加してくれよ。」 「オレも? すでに”長子・長男”と決まっているが・・・」 エンジの発言に、オレは思わず、声を上げてしまった。会議にいたとしても、変わりないと思うが、何か誘ってくれているようで、嬉しさを感じた。 シオリ「何か、もめ事があったら、兄さんが仲裁してくれるのが最善よ。私からもお願いするわ。」 「あっ! ついでに“司会”か“議長”を務めて下さいわ。」 「どっちも、同じだろ・・・」 今度はココロの提案に、オレは苦笑いしてしまった。 そこまで頼むんだったら、断れないか・・・引き受けるとしよう。 間違いなく、波乱になりそうだからな。
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