第11話 兄弟会議

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「みんな、せっかちだね。急ぐ必要はないのに・・・」 アイクがそう言うと、楽しい雰囲気が一変した。 「アイク、何でそんな事言うの!?」 「お前の一言で、楽しい時間が台無しじゃないか!!」 キイチとクザンが、怒りの声を上げたが、アイクは怯まず、口を開く。 「僕が思っている事を素直に言っているだけだよ? 言いたい事をはっきり言えないのは”日本人”の悪いところだよ。」 「それを”天然ボケ”、”空気が読めない”というんだ。わかるか? お前?」 「理解できないのなら・・・」 「やめろ、お前ら。」 エンジとテツローも怒りの声を上げ、立ち上がろうとした時、バクヂは2人を制止した。 エイハチ(アイク・・・) ケント(何故、アイツだけ、オレ達と違うんだ?) バクヂとエイハチを除く弟妹達は、アイクを嫌な目で見ていた。
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