0人が本棚に入れています
本棚に追加
「みんな、せっかちだね。急ぐ必要はないのに・・・」
アイクがそう言うと、楽しい雰囲気が一変した。
「アイク、何でそんな事言うの!?」
「お前の一言で、楽しい時間が台無しじゃないか!!」
キイチとクザンが、怒りの声を上げたが、アイクは怯まず、口を開く。
「僕が思っている事を素直に言っているだけだよ? 言いたい事をはっきり言えないのは”日本人”の悪いところだよ。」
「それを”天然ボケ”、”空気が読めない”というんだ。わかるか? お前?」
「理解できないのなら・・・」
「やめろ、お前ら。」
エンジとテツローも怒りの声を上げ、立ち上がろうとした時、バクヂは2人を制止した。
エイハチ(アイク・・・)
ケント(何故、アイツだけ、オレ達と違うんだ?)
バクヂとエイハチを除く弟妹達は、アイクを嫌な目で見ていた。
最初のコメントを投稿しよう!