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ドキドキの理由【ファーストキス編】
〜ドキドキの理由【ファーストキス編】〜
「楓、俺と付き合ってほしいんだ」
「……え?」
つーくんこと、翼に告白されたのは、16歳の時だった。
正直に言うと、つーくんが私の初めての彼氏だった。こんな私にも春が来るなんて、思ってもなかった。
「ずっと好きだったんだ……楓のこと」
「私を……?」
こんな私のどこがいいのか、私自身も分からない。
「ああ。……だから、俺と付き合ってくれないかな?」
私は少し迷った。つーくんと付き合えば、私にとっては初めての彼氏になる。
でも私に、こんなカッコイイ人が告白してくれるなんて……。ちょっと信じられないという思いもあった。
「本当に……私でいいの?」
私は本当に不安になった。
「俺は楓がいいんだ。お前が好きだ」
「……ありがとう、翼くん」
私はつーくんの告白を、戸惑いながらもOKした。
「ありがとう、楓。これからよろしくな」
「うん……よろしくね」
そんな感じでつーくんと付き合うことになったが、それからつーくんと付き合い初めてから一ヶ月が経った。
「つーくん、お待たせ」
「楓!」
つーくんは優しくて、男らしくて、私にいつも好きだと言ってくれる。
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