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「…変、だったりする?」
「全然」
「短いのが、好きかなって」
「大好物だ」
ここがコンビニエンスストアの駐車場である事も暫し忘れ、言い切る龍貴に景織子は釘付けとなる。
女を喜ばせる術を熟知している彼に、何度だって囚われてしまう。
「正しくは『大好きな景織子が短いスカートを穿いてる姿が一番好きだ』…だけどな」
いよいよ真っ赤になり、再度頭を下げれば、繋いだままだった手が不意に外された。
幸せを噛み締めていた矢先、え?と思った時は既に彼は歩き出しており、最早止める術もない。
「すぐ終わる。ちょっと待ってろ」
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