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「だいさん…やったね?」
「やっちゃったのかな?」
「公衆の面前で」
「この通路に人影はない」
「確信犯?」
「そんな余裕はないが天が俺の味方をしている」
「天には逆らえないね」
「だろ?」
「だね」
そう言ったはづは俺の首に腕を回したかと思うと…チュッ…唇に軽く口づけた。
「はづ…やったな?」
「やっちゃったのかな?」
「防犯カメラの前で」
「…ダメなやつだ…」
「俺は嬉しいけど?」
「時と場合を考えましょう」
「俺?」
「そう、だいさんが悪いの」
「そうだな。ごめん、はづ」
チュッ…俺も彼女の唇にそっと口づけると
「これで許して」
と頭を撫でた。
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