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「おお、ここが噂の玄関収納。私の荷物ばかりでごめんなさいとありがとう」
「どういたしまして」
「結構広いね。すごい」
「この収納に繋がっているから玄関は広く見えるな。どうぞ、上がって」
「お邪魔しまぁす。にーさまも知らないところに潜入」
「ははっ、いつも久世っていう友人の店で集まることが多いからな」
リビングへ入りエアコンを付けると
「あっついけど、ハグだけさせて」
そう言いはづの腕を引く。そっと抱きしめポンと背中を叩いて
「いらっしゃい、はづ」
「いらっしゃいました~あっついけど、ハグだね」
「はづはチビッ子だけど女の子の魅力があるな」
「うん?どういうこと?」
「今日4人で話してた時と、はづの帰って来る前にゆづと話してた時と合わせてそう思った。ゆづの方が姉ちゃんだけど、俺からすると可愛い妹っぽいんだよ。はづはチビッ子だけど、話してる言葉や表情にぐんぐんと惹かれる魅力がある。俺、はづの勢いが大好きだわ」
そう言うと
「あっつい上に体温上がりそうだ…恥ずかしくて…嬉しい…ありがと」
はづが俺にぎゅうぎゅうとしがみついた。
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