花菜

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受付の列にたどり着き、光希の後ろに並ぶ。 「受験に集中したい」 という意見は奇跡的に一致したので、近くにいても、喋らない。 受験前にぼーっとするのは良くないかもだけど、特にやることがないのでぼんやりしておこう。あんまり詰め込みすぎるのも良くないかも。 心の中でした言い訳にくすっと笑う。いくらなんでも無理やりすぎるだろ。 そんな事を考えているうちに、光希の受付の晩になった。受験票が見つからないらしく、探し回っている。一緒に探すべきかな。でも邪魔しちゃ悪いしな。 迷っているうちに、美澪から嫌味が来た。 「あのーさっさとしてくれません?こっちは待っているんですよ。」 ―受験終わったらボコしてやろ。
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