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やっと見つかったらしく、受付を済ませた光希が受験会場へと向かう。
そして私の番。予め手にしていた受験票を見せ、会場へ向かう。
会場は光希と一緒だったらしく、青い顔をした光希が佇んでいた。
これは体調が悪いのではなく、緊張しているだけだ。私が長年光希と一緒にいたときの勘が働いた。
気づいたらしく、光希がこちらを振り向いた。そして、そっと私にこう告げる。
「絶対、二人一緒に受かろうね。」
私はうなずき、光希と指切りげんまんをする。
ゆ〜びき〜りげ〜んま〜ん
うそつ〜いた〜らはりせんぼんの〜ます
ゆびきった!
指切りが終わり、会場の扉へ向き直る。ちょうど会場が開くところだった。
席は隣同士。心のなかでガッツポーズをする。
そして着席。少ししたら開始2分前のアナウンスが聞こえる。
注意事項に従い、深呼吸をする。
そして、開始の合図とともに問題を解き始めた。
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