電気ウナギ空をとぶっ！

おっ！
美味しそうなブルーベリーの実がなってるじゃないか。どれ一つ味見しておこう。うまいっ！　ジャムにして食べたら最高だよっ！　カメラマンも試食してみるかい？
「良いんですか船長？　へえ、結構実がゴロっとしてて粒で色が違うんだ。では、一つ頂きます。んっ！　凄く酸味があって、甘い！　美味しいです船長！」
ミツバチたちが手伝ってくれているお陰だ。
さて、そんな立体農法と養蜂の素晴らしい管理人を紹介しよう。農学博士のタバヤン先生だ。先生、みんなに挨拶を宜しくお願いします。
「あ、皆様、初めましてでつ。立体農園担当のタバヤンと申しましっ！」
先生、緊張してる？
「スカット船長さま、当たり前でしっ！　急にカメラ回すと誰でも緊張するでつよ！」
「先生すみません急にカメラ回しちゃって、船長打ち合わせ下手ですか？　こうするなら事前にいっておいて下さいよ」
「カメラマンさまの言う通りでしっ！　わてはまだ化粧もしていないんでしからに？」
先生は、化粧しなくても美人でしょ？
「それでも化粧して映りたいでしっ！！」
タバヤン先生、折角だから、立体農法の中の仕組みを教えて貰える？
「緊張しましっ！　わてが管理させて貰ってる立体農法では、サツマイモやジャガイモを床の畑で、夏みかんなどの柑橘類は壁面の畑で育ててまし。イモ類は栄養価も高く、煮てよし、焼いてよし、蒸してよしと汎用性効きまし！　船の中ではビタミンがとりにくいので、柑橘類を育てましっ！」
さすがにサプリメントだけでは補いきれないよね。
「カルシウムだけは、サプリメント依存でしがね」
他に紹介したいポイントはあるかな？
「そうでしね。キノコ栽培もやってまし、椎茸やシメジやマイタケなどでしが、葉切りアリが育てるキノコも食べれるか試してみようと検討してまし」
「先生、船長より説明が上手じゃないですか？　いやあ、これはオンエアですね！」
説明下手で悪かったねカメラマン、気を取り直して、次のポイントへ向かうとしよう。タバヤン先生、休憩時間にまた会おうね。