名探偵江戸川一の事件簿

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 ハジメは頭を抱えた。勇者も魔王も全くわからなかったからだ。 「さぁ、ハジメさん! また、皆さんの話を聞いて探しましょう!」  能天気に明るいランランの言葉にハジメの中の何かがブチッとキレた。 「ふざけんなーー!!!」  怒って上げたハジメの手に、巨大な魔力が収束される。  ハジメ自身も知らなかったが、異世界に召喚された時にチート能力を授かっていたのだ。  その魔力をハジメは怒り任せに村人たちの方に投げる。  巨大な爆発が起き、本物の勇者も、本物の魔王も、その他の村人たちも、皆消し飛んで更地になる。 「え......嘘」  呆然とするハジメの肩を誰かが優しく叩く。 「ハジメさん、村を消した罪で連行しますね」  ランランは笑顔で言った。  こうして、江戸川一の起こした事件は収束したのだった。  ちゃんちゃん♪
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