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理想郷
君ってさ、バカだよね?
そう、レズビアンの彼女に言われて、私は笑った。
だから、なんだ、文句あるか?と返すと、オケオケ、良いやん、とノリが良い。
そうだ、女心がやっと貴方にも備わ…
ーーーー
テテテ、ピーン
時計の針が午前零時の十字架を刺す。
私は、自分が女性に感じなくなって、遂には、男にも勃起しなくなり、遂には、誰の事も感じなくなった。
全てに罰がつけられて、性欲が、亡くなった身体に、罪悪感を感じていた私は、次第に、子供に対する性欲すら、いけない事だと、自戒する様になり、詰まらない奴に成り下がった。
オマエは書いているから、病むのサ。
宮崎に行けば?
昔、同じ職場の偏屈な爺さんが、好きなんですと、秘密を教えたら、貴方は、宮崎県しか行く所が無いですね…と、大丈夫ですか?と心配された。
何のことか、わからず調べた。
同性婚が唯一認められた県。
女同士でも、男でも、誹謗されずに、穏和な家庭を築ける。
そこへ行きたい
漠然と将来は、宮崎県に居を構えるつもりでいた。
だって、こんな世界は、間違っている。
自分の好きな人を、愛せない理想なんか"クソ喰らえ"
私は、鹿児島の霧島神社のアマビエの絵を見て、まるで梟にみえたので、九州勢が、本場なのが、分かった。
モテるニンゲンは、東京では無く、九州と云う気風が、夢を語るのに適している事を、本能的に見抜いている。
そのルーツを辿ると、時代の空気、ブームの走りが、夢を語る上で役立つ事を本能的に悟り、その時、気付いた。
此処で暮らしながら、夢を語るべきだってね。
私は、そのルーツを辿る旅に出掛けた。
その場所に或る、空気を吸って、土地のエネルギーを得て、英気を養おうと想う。
自愛精神でいこう
明日が楽しみだ。
にっこり、彼女は微笑んで、満面の笑みで明日を楽しみにしている。
まるで、子供の遠足みたいね
そう、彼女は慈しむような眼差しで、寝息を立てる娘を柔らかな秘め事をしながら、想った。
夜が耽る
早く寝なよ
キミもね。
私達の聖域に、他者の目線は邪魔している。
私は、私の裸のみで、男の意味不明なオナペットになんか、死んでも嫌だ。
カノジョも、そういう眼で見られる事が、余りにも多く、書き込みが酷かった。
何も言い返せず、内に秘めるタイプだった。
誰にでも良い子。
私には一生無理。
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