新婚初夜

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 初めてのことなのに、身体は焦燥感を感じてさらなる快感を求めてうねる。アキは指を3本に増やした。ふやける程に解き解されて水音を響かせるが、甘い声と荒い息使いに飲み込まれてしまう。  アキが起き上がってズボンと下着を脱ぎ捨てた。ベッドサイドの明りだけがついた室内。アキの汗ばんだ肌からは甘いフェロモンが溢れ出している。  甘い匂いにむせ返りそうなのに余計に煽られる。  アキのそれが指で解き解されたところにこすりつけられると、身体は緊張に堅くなった。 「ユキ。乱暴な事はしないから、安心して。ほら、君は俺を受け入れている」  押し当てられたそれが、ゆっくりと侵入してくる。熱いそれが埋め込まれていく。 「はっ……あ……あきぃ」  痛みは感じないが、今までに感じたことのない感覚に身体は緊張してしまう。  少し入って動きを止めると、優しく頭を撫でられて、頬を包んだ。緊張に閉じていた唇を親指が割って、口内へと差しいれられて舌を擽った。  再び侵入されて、のけぞると指を噛んでしまいそうで、首を振って指を抜こうとするがアキの指は抜けない。 「もう少しだから」  ぐっと腰を推し進められて、「うぁあう……」色気の無い声が喉の奥から漏れた。のけぞったままはくはくと息を継ぐ。身体を動かすと熱いそれを締め付けてしまう。口から指を抜くと両手で頬を挟んで、「ああ、全部入った」と呟いて口づけをした。  甘くて溶け出してしまいそうな口づけが、再び快感を呼び起こす。頬を挟んでいた手が快感を覚えた乳首を摘まんで、「んんっ……」と口づけの間から甘い声を漏らす。  両方を刺激されると身体は震えて、最奥まで突くそれをギュッと締め付けた。 「ああっ……あッアキ……」  入れたまま動かないアキのそれを身体が嬉々として受け入れているのを感じる。快感を与えられるともっと、と貪欲に腰は動いてしまう。  唇を離して起き上がったアキは僕の足を自分の肩へと持ちあげた。最奥だと思ったそこのさらに奥を穿たれて、「ああつ」と声を上げてしまった。 「動くぞ」  アキは言いながら腰をゆっくりと回した。質量と熱を持ったそれが内壁とこすれる。雁の張ったそれが快感を生み出して、頭を振って伸ばした手でアキの腕を掴んだ。回したり前後に揺さぶられたりするたびに甘い悲鳴が零れる。徐々に激しくなる動きに、「ああっ……あッンあっ」声を抑えることもできない。 「あきっ……」  後ろからの刺激だけではイケそうになくて、自身に手を伸ばすとアキの手がそれを払って、ギュッと根元を締め上げた。 「ああっ駄目っ……アキぃ、イキたいっ…ああっ…」
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