第2話

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第2話

東日本大震災から3ヶ月が過ぎた頃であった。 この時、家庭内で再び深刻な事件が発生した。 兄がカザフスタンで後始末に追われているのに、アタシの弟(27歳)がストーカー事件を起こした。 アタシの弟は、東京でひとり暮らしをしていた。 大学3回生の時、インターンで行った会社で暴力をふるわれたことが原因でシューカツをやめた… 大学卒業後は、バイトを転々とする日々を送っていた。 弟は、そんな中でバイト先のめん類店と取り引きをしている製麺工場の事務のC子さん(30歳)にひとめぼれした。 C子さんには婚約者がいて、すでに結婚をすることが決まっていた… 弟は、C子さんに一方的な想いを募らせたのでつきまといをしたのでケーサツからケーコクを受けた… バイト先のめん類店の店長からうちに電話がかかってた。 『これから、おたくのクソガキ(弟)を連れて来るから、家族全員首を洗って待っていろ!!』 あの時、店長は烈火のごとく怒り狂っていた。 弟のせいで、めん類店は製麺工場から強引に取引を止められたので店に大損害が出た。 どうやって損害をほてんすればいいのか分からない… どこへ助けを求めたらいいのか分からない… どうしたらいいのか… 6月13日のことであった。 弟は、めん類店の店長さんと一緒に実家に帰って来た。 店長さんは、両親に対して『あんたらのせがれがうちの取り引き先の製麺工場の事務の女性にストーカーしたことが原因で店に損害が出た…オトシマエつけろ!!』と凄んだ。 この時、アタシの両親は『知らない知らない!!』と言うてイコジになった。 そしたら、店長さんはケータイで電話をかけた。 それから数分後にヤクザふたりが家にやって来た。 ヤクザふたりは、C子さんの婚約者の友人だった。 ヤクザふたりは、うちら家族の前で弟にし烈な暴行を加えた。 それから10分後、店長とヤクザふたりは家から出た。 アタシの両親は、ひどくおびえた。 怒り心頭になった兄嫁は、ヤクザふたりから暴行を受けた弟に対してさらに殴るけるの暴行を加えた。 「何なのよあんたは一体!!うちの実家のカネを使って東京の大学へ行った…そのあげくにストーカー事件を起こした…やっつけてやる!!」 「やめておくれよ…(アタシの弟)は苦しんでいるのよ…」 「義母さま!!義母さまが(アタシの弟)を甘やかすだけ甘やかしていたから(アタシの弟)がストーカーになったのよ!!…ぶっ殺してやる!!」 兄嫁からし烈な暴力を受けたアタシの弟は、ボロボロに傷つい上にイビツな言葉でバトウされた。 となりの部屋にいる兄嫁のひとり娘がやけつくような声で泣き叫んだ。 兄嫁からきつい暴力を受けた弟は、C子さんに対してのストーカーをエスカレートさせた。 C子さんが通勤の時に利用している京王電車の駅で待ち伏せをしてC子さんのあとをつけたり、C子さんにプレゼントを送りつけるなど… 日増しに危険が高まった。 C子さんのご家族は警察署にストーカーの被害を受けているから助けてほしいと求めた。 しかし、警察は都内で発生した強盗殺人事件の解決することでヤッキになっていたから取り合わなかった。 怒り心頭になったC子さんの家族が、6月22日頃にうちに怒鳴り込みに来た。 C子さんのご家族は、烈火のごとく怒り狂っていた。 『(アタシの弟)を出せ!!仇を討ってやる!!』… それを聞いたアタシの両親は、オタオタしていた。 この時、アタシの弟は東京暮らしに疲れたので実家に帰っていた。 騒ぎを聞いた兄嫁は、金属バットをもって弟の部屋に入ったあと暴れまわった。 「オドレ(アタシの弟)!!ケーサツに変わって、アタシがC子さんの仇を討つ!!ワーッ!!」 「義姉さん!!やめてくれ!!助けてくれ!!」 アタシの弟は、部屋から逃げ出した。 しかし、その先の階段で転げ落ちたあと動けなくなった。 兄嫁は、持っていた出刃包丁で弟を殺そうとした。 「(兄嫁さん)さん!!やめて!!お願いだからやめて!!」 「ワーーーーーーッ!!」 弟は、兄嫁が持っていた出刃包丁で刺されて殺された。 兄嫁は、殺人罪で警察署に逮捕された。 兄嫁のひとり娘は、兄嫁が逮捕されたあと施設に引き取られた。 事件が発生した時、カザフスタンにいるはずだった兄と連絡が取れなくなった。 どうすればいいのだ… どうすればいいのだ… 助けてくれ… 助けてくれ…
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