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プレプロローグ 2
俺は、軽く屈辱を感じたが、黙っていた。朋佳さんは、悪気はないっていうか、そういう裏表のない人だって、この頃には理解していたから。
今日も彩夏と朋佳さんは、非人界のオフィスで、先生用に買ったエサ・・・すなわちお菓子のあまりをつまみながら、お茶をしている。
俺は、常に、できるだけ彩夏と二人きりでいたいので、たまーに、朋佳さんに遠慮してほしいと思うことがある。
んで、今日がそんな気分だったので、試しに朋佳さんにジャブを仕掛けてみた。
「朋佳さんさあ、亜紀子さんの守護霊なのに、こんなとこで油売ってていいの?」
すると、朋佳さんは、コンビニの新作スイーツだという宇治抹茶ババロアを食べながら
「いいの、いいの。もう少ししたら戻るから。仕事にはメリハリが必要でしょ? 今は休憩中なの!」
と言い切った。
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