氷の歌

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氷の歌

つややかに流されて今がある つややかに つややかに しかし心の芯は動かず それこそが氷を生とする生き方 氷と共にあり 氷がなければとけちる はかない生活を送っている 氷は命を囲む重積 氷は命を凍らせるのに こんなにもうらおもての存在とは つややかに流されて今がある つややかにつややかにしかし心は固定されている それこそが氷をはむ者の生き方 氷があるからこそせいは生き 氷があるからこそ死は凍死する つややかに流されて今がある つややかにつややかにしかし心の芯は動かず それこそが氷を生とする生き方 つややかにつややかにしかし 心の核は守られる それこそが氷氷の生き筋
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