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3 Le potage (スープ)
さて、黒猫を抱いた娘がひとり・・・つまり、変身したファルファッレとカルボナーラ姫が、村にやってきました。
広場では、大道芸人のパントマイムやアクロバットに、子供たちがやんやの喝采。
辻楽師がリコーダーやフルートを吹き、リュートを掻き鳴らし、タンバリンを叩いています。
姫さまはというと、屋台を一軒一軒、おそるおそる見て回ります。
昨日の夜からほぼ絶食のカルボナーラ姫の鼻を、香ばしい香りがくすぐります。
でも、生まれて初めてお城を出た姫には、どうしたらよいのかわかりません。
だって、お城では黙っていてもお食事が運ばれてきますから・・・魔法のように!
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