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青年たちは、アピール上手な可愛い娘さんのところにわれ先に集まって、誰がお相手するかで一触即発の雰囲気。
そして、はにかみ屋さんの娘たちは、ポツンポツンと取り残されてしまっています。
やれやれ・・・楽師たちは、いっこうに演奏を始められません。
すると、それを見ていた姫が、すっくと立ち上がりました。
「もう!見てられないわ!」
姫さまは青年たちに歩み寄ると、声を上げます。
「それではいつまでたっても始まらぬではないか!まず男子、一列に並びたまえ!」
青年たちは、見慣れない超美形の娘の突然の登場に、目を白黒。
高飛車な命令とは言え、姫が放出するただならぬオーラの前に、従うしかありません。
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