2 L’Entrée (前菜)

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前室でカルボナーラ姫とファルファッレが待っていると、ニョッキ体型のブリアン侯爵と侯爵夫人がやってまいりました。 しばらくすると、アール(伯爵)・グレイ、サー・ロイン、クロック・ムッシュー()とクロック・マダム(夫人)らが次々と謁見に訪れました。 貴族たちは、自慢のご子息を連れています。 つまり、晩餐会はカルボナーラ姫とのお見合いの場でもあったのです。 貴族たちは、ブリアン侯爵家との婚姻を虎視眈々と狙っていたのでした。 コテコテのバロック調のダイニングに入ると、次々とご馳走が運ばれてまいりました。 前菜はポルチーニ茸のソテー、スープはアスパラガスのポタージュ。 「あら、今日はカロリー控えめかしら?」と、喜ぶ姫。
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