2 L’Entrée (前菜)

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そして、メインディシュ。 侯爵閣下がチリリンとベルを鳴らすと、料理人が銀製の大皿を運んでまいりました。 そして、料理長が被せてある銀製のクロシュ(料理に被せておくドーム状の覆い・・・そう、おなじみのあれです)をうやうやしく持ち上げました。 「おお〜!」 貴族たちは歓声をあげました。 銀の大皿には、イベリコ豚の頭部が乗っておりました。 「うげっ」 姫は眉をひそめ、そっと席を立ちました。 すぐさま、従者ファルファッレも後を追います。 51f03ad4-e059-4a93-a2d2-79e6b35858e1
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