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盛り上がるガールズトークに、そっと耳をすます姫・・・生唾がじゅるじゅる、もう居ても立っても居られません。
ご自分のお部屋に戻ると、従者を呼びます。
「ファルファッレ!」
慌ててやってくるファルファッレ。
「私、感謝祭に行くわ!侍女たちが言ってたの!屋台の食べ物がいちばん美味しいって!」
従者は、冷静に首を振ります。
「いえ、姫さま。あれは下々のものが食べるB級グルメでありまして、姫さまの洗練された味蕾には・・・」
「ええい!黙らぬか!余が行くと言ったら行くのじゃ!」
「姫さま、キャラが崩壊しております!」
「キィ〜!」
「では、SPを4名ほどお付けして、お毒味も数名・・・」
「それじゃあ、おしのびにならないじゃん。余は村娘たちと同じようにお祭りを楽しみたいのじゃ!キィ〜!」
ファルファッレは頭を抱えました。
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