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「「「「「うおーー!」」」」」
何なに!? 何この声!
声の方を振り向くと、鬨の声とともに馬に乗った男どもが、街を囲っている城壁の出入り口であろう門から入ってきた。
わたしはちょうど門から続く大通りにいた。
その軍勢がこっち向かってくる! いきなりのピンチ!
何あれ!? 何あれ!!?? 何あれ
!!?? 轢かれるー!!!
──ひいっ!!!
「止まれ!」
突然のことに驚いて、動けないでいたら、立派な飾りのついた馬に乗った、立派な身なりの男の人が、怯えるわたしの前に止まった。
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