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 二郎君のマンションに母親から干物の詰め合わせが届いた。白い発泡スチロールに詰め込まれた干物の画像をスマートフォンで二郎君に見せてもらった。要冷凍。アジ、サバ、こっちはみりん干しか。美味しそう。 「こういうのいいですね」俺は鶏レバーを食べながら言った。「お母さんからの仕送り的な」   昼休み。二郎君に誘われて駅前の中華料理店に行った。二郎君は焼きビーフン。俺は鶏レバー定食。古びた店内の、いかにも地元の飲食店といった感じの佇まい。だがそれなりに美味しい店である。二郎君はビーフンを啜ってから「お母さんが何か送って来てくれたの初めてです」と嬉しそうに言って笑った。  先々週の横須賀旅行。めちゃくちゃ楽しかった。二郎君のお母さんとその彼氏にも会えた。お母さんはちっちゃくて可愛らしさもある美人、彼氏はワイルド系イケメン。すごいカップルだった。近々結婚するということで幸せいっぱいだった。俺まで嬉しくなった。
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