山本太郎氏ならやってくれる

1/1
2人が本棚に入れています
本棚に追加
/1ページ
 こんな時代だからこそファンタジーに浸って現実逃避しているのか、こんな時代でも楽しみはあると楽しみに浸っているのか、それで良いと思っているのか、こんな時代だからこそ解決の道を模索出来るよう現実と向き合わなければ、事態は悪化するばかりでファンタジーにも楽しみにも浸っていられなくなるではないか。  もう直ぐ真夏になる。都心にある支援団体が主に困窮家庭に向けてアンケート調査をしたところ、学校での食事がなくなる夏休みに食事をきちんととれるか不安の声が上がり、夏休み中の食事の不安について「ある」と答えた人が全体の81%に上り、物価高騰の中、お金がないから何処にも行けず家で一日中過ごすことになるが、そうなると光熱費がかかり、食べ物にお金を掛けられなくなり、これ以上、物価や光熱費が上がると、益々食費を削らなければならなくなり、最悪、栄養失調になる、かと言って食費を上げようと電気代のかかるエアコンを消すと、最悪、熱中症になる、一体、子供には栄養失調になるか、熱中症になるか、この二つの選択肢しかないのかと言っても過言でない悲惨な状況なのだ。これではとても先進国とは言えない。  憲法第25条では「すべて国民は健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。 国はすべての生活部面について社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。」と定めているが、今の日本政府は完全に憲法違反を犯していると言える。  ファンタジーに浸ってる場合か!楽しみに浸ってる場合か!そんなことしている位なら、せめて政府を批判しろ!と僕は言いたい。  金持ちだから大丈夫と言うのなら自分さえ良ければ良いのか!と僕は叫びたい。綺麗事ばかり唄っているアーティストのコンサートに行って「力もらえた」とか「勇気もらえた」とか言って呑気に喜んでいるような奴は、少なくとも金に困っていないのだろう。しかし、そういう層も自民党政権のままなら危険に脅かされていくに違いない。こう聞いただけで恐れを抱いて心臓をドキドキさせる感受性の鋭い人間では無論なく、この期に及んでも危機感を持たない程の富裕層に属する人間は、少しは痛い目に遭った方が身の為だと思う。その頃には本当に日本は手の施しようがない位、酷いことになっているだろう。経済的のみならず健康的にもコロナの後遺症に苦しむ人がサプライチェーンの機能に支障をきたす程に膨れ上り、経済にも直結して負のスパイラルが広がるではないか。  何しろ東京都の感染動向サイトを見ると、検査数を減らし続け、新規感染者数を無理矢理、減らして表示しているが、陽性率を計算してみれば、上がっているのが分かるから感染者が増えているのも分かり、ここ四日間に至っては、検査数を減らしても新規感染者数が増え続けているのだ。去年の夏もこの時期に徐々に増えて8月から9月にかけて第5波が襲来したから世間では大本営発表を鵜呑みにして感染者が激減してコロナが収束に向かっていると思い込んでいるようだが、第7波がもう直ぐやって来るのではないだろうか。  本当に大本営発表そのものなのだ。森友問題を巡って国会で118回嘘をついたように安部晋三が首相になってから日本政府は嘘八百を並べ立てるようになったのだ。今やその代表格である岸田首相は欧米に比べて物価を抑制できていると言うが、物価上昇率よりも賃金上昇率の方が高くて実質賃金が上がっている欧米と違って日本は賃金が上がるどころか下がり、物価が欧米より上昇率が低いとは言え、上がっているから実質賃金はだだ下がりなのだ。{因みに日本の平均時給930円に対しアメリカの平均時給は4倍強の38.15ドル(4300円)と桁違いだ。}  高市自民政務会長も消費税は(主に法人税減税の穴埋めに充てられているのに)社会保障費にしか使われてませんと平気で大嘘をつく訳だし、他にも列挙すれば、恰もアベノミクスが成功したかのようにGDPを水増ししたり、電力需給逼迫と原発停止の相関性があるかのように電力安定供給には原発再稼働が必要と言ってみたりする等、枚挙に暇がないのだ。  物価が高騰してやっと岸田の支持率が下がって来たが、まだ序の口で物価はこれからもっともっと上がって行くに違いない。これは今のところ有り得ないことだと思うが、仮令、僕が推すれいわ新選組が政権を握ったとしても上がって行くだろう。引き続き金融緩和政策を執り、貨幣増刷して円安を進め、輸入インフレになるから。しかし、同じ金を刷りまくるのでもれいわ新選組は何の糞の役にも立たないどころか戦争に巻き込みかねない防衛費を2倍にする為に刷る自民党と違って社会保障費や教育費をアップする為に刷り、貧困層を支援して底上げをし、消費税を廃止して消費を伸ばし、クリー二―キャプタリズムとネオリベラリズムによる利権構造を破壊し、世の中の金回りを良くして景気を回復させ、実質賃金を上げてくれるのではないかと期待できる。  単純にそうはいかないまでも第25条の生存権を重視し、僕ら政治家は国民の犬で国民が国のオーナーなんだと国民主権を重視する山本太郎氏は、日本を良い方向に向かわせてくれるに違いない。    
/1ページ

最初のコメントを投稿しよう!