17人が本棚に入れています
本棚に追加
/20ページ
0
僕は高校生になってから不登校になった。
理由は優等生をやめたから。
いつものように朝を迎えると波の遠音が響いていた。
東京の自宅にいたらそんな音は絶対に聞こえてこないはずなのに。
僕は驚いてガバッと身体を起こした。
「……どうなってんの?」
僕が起き上がると、そこには部屋の面影は一切なく、見渡す限りの青い空と白い砂浜。周りは海で囲まれていた。
朝だというのにすでに太陽がギラギラと照りつけてくる。
あまりの突然の出来事に僕は絶叫するしかなかった。
最初のコメントを投稿しよう!