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「まあ、そうっすね。でも警察のミスだったら受領した書類で裏付けできそうっすね」
うなずいた樫家だが、あっさりと「誰かが確認してくれるならな、赤城」と十数年前の書類に埋もれる事態を示唆してくれたので赤城はやや青ざめた。
「18年前の事件っすよね、あの頃って確かまだ紙の書類がそのまま保管……いや冗談じゃないですよ、イヤですよ俺」
「まあまあ、そうビビんなって。で、課長が動くってことは何か妙な風向きがあるんですよね？ この牧村沙智の死に」
本気でいやそうな赤城を軽くいなして、亜豆が問うた。
「まだ断言はできないが、過去の児童誘拐事件をスクリーニングしていて、あるキーワードが浮上してきた。それが、これ」
画面には子供が描いたような太陽のイラストと、ロゴが映し出された。
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