POEMA 2

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僕たち、 って、        あなたはよく言う ここで言っておきたい、        一緒にするな。 たち、でくくるな。 私は、わたしで    貴方は、あなた 心は、空の彼方で   キモチは、ソナタ      そなたは、どなた? 僕たちなんて、どこにもいない。 そんなもの、蹴っ飛ばしてやる 真新しいバスケシューズで     だっさいドレスシューズで         赤い鼻緒の縁日の下駄で             女王様のピンヒールで。 僕たちなんていないのに、 僕たちなんていないのに! 僕たちなんて、い、な、い、の、に!!! 僕たちって言われると 嬉しがってる      私が          嫌だ。 それでも体温は      愛おしい あなたの体温と私の体温が混じりあって 太陽フレアみたいになってさ 地球をぶっ壊せたらさ サイコーじゃん? 夢見てぇなこと、言いたいじゃん? バカげたこと、やりたいじゃん? ふたりで抱き合ったままさ、 土星のフェーベ環を滑ってみたいよね 1625万kmのスケーティングしてさ 最終的には 宇宙の塵に       なりまする。        一応言っておく。 あなたが死んでも           私は                       生きる。
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