一回目の嘘

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   私は今すぐにでも誰かに殺されたい。 グチャグチャのバラバラの原型を留めてない醜い死体になりたい。そうすれば「私」と言う恥がバレないと思ったから。  もし明日、世界が滅ぶなら一番乗りで死にたい。誰よりも早く死にたい。でも自殺だけは、何故か私のプライドの様な何かが許さないかったから。  時々、嘘は何故吐いてはいけないのか。と頭の中で考えてる。嘘は誰しもが必ず吐く。人間皆、嘘つきなのに。そんな事を考えながら、今日も学校と言う場所へ逃げた。
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