僕は彼女に実花(ミカ)と名づけた

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お婆ちゃんは、もういない…… 半年前……何も言わずに… 朝、いつもの時間に起きてこないから まるで寝ているようだった。 最初は気付かなかった。 お婆ちゃんとは2年程いっしょに暮らした。 余り話すこともなく、ただ、いっしょの屋根の下にいるだけ…そんな感じだった。 お婆ちゃん…幸せだったのかな? もう少しお婆ちゃんに優しくしておけばよかった…… 「ごめん」 僕はなんとなく、生きています。 なんとなく、暮らしています。 これからも、なんとなく生きて行きます。
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