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「おお!そうか!・・・いやいや、もうちょっと高いやつは駄目なのか?」
今日は僕の誕生日。少し我儘を言わせてもらおう。僕は横からフロアガイドを覗き込む。
「ほら、これは?お好み焼きとかめっちゃ美味そう」
「おー、・・・値段もそんなにだから、ここにするか?」
僕は笑顔で頷く。
デパート最上階のレストラン街に到着。時間帯が昼時だからすごい人だ。
「いざここに来ると色々あってどれも美味そうだな」
僕は左右に立ち並ぶ店をキョロキョロしながら歩く。
「変更は無しだからな。もう俺の口はお好み焼きを待ってるんだ」
「分かってるって」
しばらく歩くとお好み焼き屋を発見。
数人が並んでいるから僕らもその列に加わる。
僕は待っている間にスマホで検索しメニューを見る。
「メニュー色々あるから迷うな」
「おい、こういうのはこれだ!で選ぶんだよ」
悟が選んだ物は結構当たりだからな。でも皆が皆そんな能力持ってない。
しばらくすると僕らの順番が来る。
「お待たせしました。どうぞ」
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