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「そうか。20歳か。じゃあお酒飲めるんだな」
注文を取り待っている間、悟とお酒の話をする。
「悟はもう20歳だもんな。最初は何を飲んだんだ？」
「そうだな、やっぱりビールからだな」
そんな話をしながらお好み焼きを食べて盛り上がっていると、あっという間に無くなる。
「ふぅ～。美味かったな」
「あぁ。お腹いっぱいだ」
そして悟が支払ってくれる。
「サンキュー」
「そういう約束だし、俺からのプレゼントだ」
その後は少しデパート内をウロウロして、特に欲しい！というものはなく（というより高価で買えず）解散。
僕は手を振る。
「今日はありがとう！悟！」
「おう。来年は彼女に祝ってもらえ」
振っていた手が止まる。･･･居たことないの知ってるくせに。
悟はフッと笑って手を上げる。
「じゃあまた」
僕が言い返す言葉を探している間に悟は行ってしまった。
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