8月13日【夜】

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「ほぇー」  つい変な声が出てしまった。  5年前に亡くなったじいちゃんはお酒強かったはずだ。   『あら、もうこんな時間。真、お盆の間にお墓参り行ったら?おばあちゃん達も待ってるわよ、きっと』 「・・・全然行ってないからな。分かった、4日間の何処かで行くよ」 『そうしてあげて。じゃあ電話切るわね。おやすみ』 「おやすみ。あ、プレゼントありがとう」  電話が切れる前にお礼を言うと、いいえー、と言う声が聞こえて電話が切れた。  時計を見ると夜の11時近い。さて、どうするか。・・・風呂まだ入ってないな。あ、でもチョコ溶けるから先に届いた荷物片付けよう。  中身を取り出して片付けているとき、ピンポーンとチャイムが鳴る。・・・こんな時間に誰だ?酔っ払いか?    こんな時間に誰か来ることはないから間違えたんだろう。僕は片付けをする手を止めなかった。  だが、またインターホンが鳴る。  さすがに気になる。ちょっと怖いので足音を立てないように歩いてインターホンの画面を見ると、モニターに映っているのは小柄な女性だった。
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