いやはや……

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いやはや……

昨日の文章を読み返し改めて思う。我ながらひどい文章だな(笑)うんまぁエッセイ系の作文は基本大幅に書き直さないと決めているのでこのまま行くけれど。 もうちょっと噛み砕こうかな。絵とかだとまず模倣から始まるのよね、これ絶対。たぶん漫画家とかイラストレーターに憧れなかった人、多分いないと思うのね、日本人なら。それくらい日本の漫画・アニメ文化は日本独特に浸透していると思う。その流れでやっぱり創作は基本、模倣から始まるのがセオリーだと思っている。 まったくのオリジナリティー、唯一無二のものを追求すると言う精神性は、ひょっとしたら弱いんじゃないかとすら思う。そんな中でも、文壇、文学界隈はやはり過去の文豪たちの名著に魅せられ憧れ、自分もいずれはその高みへと至りたい。そう言うある種の信仰心はまだ生き残っていると思えるのね。 そこから90年代のファンタジー小説ブーム、後のラノベと至るムーブメント。それを見てやはり一部、信仰心の強い作家志望の卵さん達は右に倣えで口を揃えるのな。 【そんなのは小説じゃない】 と。うん、私も経験あるよ、自分の好きな作家さんの作品を指して、【こんなの誰でも書けそうじゃん?】って。愚かですよねえ〜人というのは。一見するとライトで読み易く、難しい表現や語彙を排したからと言って一つの物語、【世界】を生み出した出すのがそんなに簡単なわけねーですよ? まあその【友人】は素人ですし、別に文学方面目指していたわけでも、読書家だったわけでもないですしおすし、何より中学生でしたからね。まあ、今となっては笑い話にって言う。笑えないのは私、その頃から構想していた小説作品、まだ一本も書き上がってないことなんですがね(苦笑) その頃は私、間違った方向の努力をしていたと思うことが多々あります。それが先日チラリと触れた【オリジナリティさえあれば】って言う、独りよがり。 オリジナリティさえあれば、多少の勉強不足も補える。必ず私の【独創性】で、面白いと言わせてみせる、くらいの気持ちでしたよ?当時は。でも結局、書けば書くほどその当時読んでいた漫画、ファンタジー小説、アニメの内容によってくる。知識も足りず文章力もついてないので、一本調子で読書感想文に毛が生えた程度の作文しか、その当時の自分にはできなかった。 せいぜい、歴史年表めいたブロットを書き、キャラクター設定をいくつか。ストーリーも序盤の数千字程度でイメージの枯渇。オリジナリティなどと、どこをどう切り取れば、出せましたなどと言えるのか。 で、そこから少し作文から離れて絵の方へ。まあ逃げですよね、文章書けてイラストも自分で描けるぜっ!なんてのは凡人が見るには少々、痴人の夢に過ぎますな。 出来る人は、出来るんですがね。たまにそう言う天才が生まれて来て、アニメの原作・脚本・監督とかやってたりするんですよ(笑)あれって結局、絵と文章が書けないと、成立しないんですよね。漫画の場合、ストーリーと作画が別人だったりしても成立し得るでしょ?。 まあ絵に少し比重においている時期、私はファンタジーから少しばかり離れて、太宰治を筆頭に文学方面の読書に走り出すわけですねこれが。 多分、その時期こそが私に【オリジナリティ】の何たるかを決定づけさせる、一つのターニングポイントになったと、今では思ってます。で、一度逃げることを覚えた輩は壁にぶつかると逃げ癖がついてまだやらかするですよね(笑)高い学費払ってもらいながら、通ってた間中、わたしゃ絵はそこそこに文章ばっか書いてましたから。 そう言った【文学】に影響された短編。書きかけの長編や本編、未書出の長編用プロットだのを延々。 ……それをさせるだけの出来事も、あったんですよ。私の個人史的にはとても重要な出会いが、ね。 そして、私。草薙啓一が生まれましたとさ。 本日の小話、ワタクシ語りはここまで。 ただねえ、あの頃の自分に言いたいことはあるのよ、一言だけ。 【色々、回り道はして時間を無駄にはしたかもしれないが、お前の足掻きは無駄じゃない】 とね。 ……でも転生かタイムマシンでやり直せるなら、間違いなくやり直すけどね(笑)
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