あ、やべ。

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あ、やべ。

「俺は変態だけど、男に大事なとこキスされる欲はねぇんだよ!寒気するからやめろ!俺が触るのは前じゃなくて後ろなんだよ!前はぜってーに触んじゃねぇ!」 「え。」 一息に全て吐き出してから、吐き出してはいけないことまで吐き出したことに気がついた。 これで更に嫌われて近ずいても来ないだろう、なんてヤケクソで考え始めた。 が、そうはいかなかった。 「後ろ、触ってるの?」 「ああ、触ってるよ。昨日も触ったし毎日触ってる!触らなきゃ生きてけねぇし!」 嘘だ。昨日は触ったが、一昨日は触ってないし昨日久しぶりに触ったくらいだ。 毎日触ってると痛みが無くなるから、という理由だが。 「……前じゃなくて後ろ触ってるんだ…可愛い、可愛すぎるよ花守くん!花守くんが可愛くて可愛くて仕方ないよ…おしりを毎日一生懸命に触ってる花守くん想像するだけで何十回もぬけるよ!」 「は???」 こいつは、本当に頭がおかしいらしい。
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