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〈補足〉
①ザイオンス効果
「単純接触効果」と呼ばれ、接触すればするほど印象が良くなるという心理法則。
アメリカの心理学者ロバート・ザイアンスが1968年提唱。対人関係については「熟知性の原則」と呼ばれる。
初見で興味が無かったり、苦手であったりしても、接触回数が増えることにより、次第によい印象を与える効果がある。
②手を繋ぐ効果
人間が感じるストレスホルモン、コルチゾールは手をつなぐと減少される。
また、ストレスで上がった心拍を正常値に戻すため、リラックス効果がある。
同時に、脳内のオキシトシンを増加する働きもある。
オキシトシンは別名「幸せホルモン」「恋愛ホルモン」とも呼ばれているため、対象者を恋愛対象とする可能性がある。
③MHC遺伝子による配偶者分別
MHC遺伝子が自分と異なるほど、その人の匂いをより魅力的に感じる。
(* MHC: 主要組織適合遺伝子複合体/major histocompatibility complex)
MHCとは人の免疫反応を司る遺伝子の集まり。両親の免疫系が異なるほど、その間に産まれる子供は健康だと言われている。また、視覚関連の遺伝子より三倍も多いため対象者への影響力がと大きい。
そのため、対象者が恋愛において魅力的かそうでないかを無意識のうちに判断すると言われる。
※人間の血液には白血球のパターン(HLA)があり、自分と違うパターンのHLAを持つ異性の匂いにひかれる傾向による。
※匂いに関しては女性のほうが敏感で、匂いで判別する力が高い。
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