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婚活クルーズ船出港します!
その告白は出会ったその日のこと。
「渚さん、本当に御免なさい。 私、既婚者なんです。」
それは、理性では止められない程に惹かれてしまった相手への誠意と、自分は家庭を捨てる勇気が無いことの表明。
ー 時間を夜から朝に戻そう。
「婚活クルーズ船、只今より出港します!」
愛莉が乗るクルーズ船を港を愛莉の双子の妹、結莉が見送っている。
何故、既婚者の愛莉がよりにも寄って婚活クルーズ船に乗ることになったのか?
「お兄さんと義理両親のことは私に任せて!羽を伸ばしてきてね。」
そんな言葉で妹に半強制的に乗せられてしまったクルーズ船で、愛莉はこの後、運命的に恋をしてしまうことになる。
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