心が躍るのは君に

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 僕はこれまでにスポーツとはかけ離れた人生を送っていた。 「あまり運動はしない様に」  とこんな風に言われては仕方がないのかもしれない。 「体育は見学をおねがいしてるから」  親から学校に言われているので無条件の不参加になる。 「そいつは走れないから遊ばない」  小さなころは友達にだってそんな事を言われていた。  けれど、もう高校生だ。いつまでも気にしていることでは無い。 「つまらない」  気にはしてないのだけれど、そんな気分が有り呟く。運動なんてしなことがないけれど、見るのは好きだからずっと憧れていた。
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