心が躍るのは君に

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 彼女の事を見ていると、サッカー部に入りたくなった。もっと近くで彼女の華麗なサッカーを眺めていたい。 「決して運動をしないようにしなさい」  心配をする親の説得はどうにか通じた。マネージャーとして所属することだけは許された。  多くの選手の中でしかない彼女だったけれど、僕には彼女が光を帯びているように思える。 「あの子のためになるなら頑張れる」  そんな風にマネージャーの仕事も率先して動いた。もう僕だって普通に運動するくらいは問題ない。
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